柑橘系のメンズ香水で、イチオシなのが「4711」。
ドイツのケルンにある老舗香水で「世界初のオーデコロン」と呼ばれるとても歴史のある香りです。
香水ではなくコロンなのですが、さすがはドイツ。
200年の歴史の重みとビンのかっこよさが際立っています。
4711は、なんと、あのナポレオンも愛用した香水なんです。
4711
この4711、どう読むのかといいますと、
「よんなないちいち」ではなく「フォーセブンイレブン」と読みます。
なぜ4711なのか?
それは、ナポレオン占領時にケルンに駐在した将軍がつけた「番地名」が由来となっています。
彼らがこの香水を「オーデコロン(ケルンの水)」と呼び、家族や恋人のためにフランスに持ち帰ったことから、フランス中にも広がりました。
200年もの間、さまざまな著名人に愛されてきた香水
ナポレオンは4711をとても気に入って愛用し、戦地に赴く際に大量に持っていったと言われています。
遠征中は身体をなかなか洗えませんから、清潔に保つためにバシャバシャと贅沢に使っていました。
また、兵士に配って士気を高めたとも言われています。
4711のすっきりとした柑橘系の香りは気分転換になりますし、なにより太陽の恵みをたくさん受けたオレンジの香りを基調とした上品なかぐことで、精神的にも癒されたことだろうと思います。
ナポレオン以外にも、ゲーテやワーグナーにも愛用された香水です。すごいですね。
あの有名な映画「ティファニーで朝食を」の原作短編小説で主人公が使っているのも4711です。
追記※最近では「セルフリッジ英国百貨店」というドラマ(第2話の髭剃りのシーン)でも登場しました。
4711の香調
ひとことで言えば、「柑橘系」のさわやかな香りです。
ただたださわやか~、フレッシュ~という感じではなく、やはりどこか老舗の重みを感じる香りです。
重厚感のあるさわやかさというなんとも不思議な魅力的な香りです。さすが「アクア・ミラビリス(不思議な水)」と呼ばれただけのことはある。
トップノート:オレンジ等の柑橘系、
ミドルノート:ラベンダー、ローズマリー
ラストノート:ネロリ
コロンなので、軽くて使いやすいです。
多少つけすぎても大丈夫。
香水初心者にもおすすめのメンズ香水・・・ですが、もちろん女性でもOKの香りです。
どんな気分でつけると良い?
この香水の持ち味は、「さわやかさ」なので、やはり「シャキッ」としたい時につけるのが、おすすめです。
糊のきいたパリッとした白いワイシャツを着るように、4711の香りをまとうとめちゃくちゃカッコいいですね。
出勤前の眠気覚ましに、ナポレオンのような堂々としたおももちで、パシャパシャと首筋や胸につけてみてください。
爽快な香りが気持ちを引締め、ケルンの歴史が深みを演出してくれることでしょう。
4711の口コミまとめ
○さわやかな柑橘の香りに心が和む
○甘ったるくなく大人の香り
○ユニセックスで誰でもつけられる
○歴史ある香り
○女性、男性共に受けの良い香り
△香りが持続しない
このコロンは、スプレーではなく化粧水のように振って出すタイプの瓶になっています。
ビンを手に取り、パシャパシャつけるのが気分が良いんですよね。
軽すぎず、重すぎず、ちょうどよい華やかさの香りです。
気軽につけられるので大好き!