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豆知識 香水の基礎知識

トップは今この瞬間、ミドルは人生の絶頂、ラストは長い時を経て得るもの

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香水の知識で代表的なのは、
時間と共に変化する、ノートの変化の説明です。

トップは「つけたて~10分」でミドルは「30分~1時間」とか。

しかし、

香りの変化がきちんと感じられる香水ならまだしも・・・

最近はあまり変化のない香水も多いですし、
香水によって変化の時間はまちまちなので一概に言えません。

それに、なんかつまらないですよね、この説明。
香りってそんなもんじゃないと思うのです。

香りは、植物や動物の生命がもたらす命の輝きなんです。

え?なんだそりゃ?
と思いますよね(笑)

今回は、私なりにノートのイメージを説明したいと思います。

 

トップノートは「今この瞬間」を感じる香り

まずは、トップノートと呼ばれる、香水から最初に香り立つ芳香です。
これは、輝くフレッシュ感をもたらすシトラス系の香りです。

レモンやライムの皮をむいた時にはじける香りのオイル。
搾りたてのオレンジやグレープフルーツのフレッシュなジュース。

これらの香りはエネルギーが高く、瞬発力があり、
パッと輝いて消える美しさがあります。

消えるからこそ鮮やかで、美しい。

分子が小さく軽やかで、すぐに飛び立って消えていきます。

それは「今この瞬間の輝き」を教えてくれるかのようです。

ミドルノートは「人生の絶頂期」を楽しむ香り

ミドルは、香水のハートとも言われています。
作り手が最も美しく表現したい部分です。

主に、花(フローラル)や果実(フルーティ)の香りがミドルです。

音楽でいえば、メロディアスで印象深いサビのイメージ。

きちんと花を咲かせるためには、しっかりと根をおろして栄養を蓄え、
水をたくさん吸収して、お日様の光を浴びて、季節の条件が揃わなければなりません。

満開の花が咲く時は、その花の人生の絶頂です。

美しく咲き誇り、周囲の人や虫たちを魅了します。

しっかりと実った果実も、また美しい完成形となります。

魅力的な香りと甘み、みずみずしい水分を含んで、また次の命へとつなぐ。
一番輝かしい時です。

その香りはとても豊かで、心を楽しませてくれます。

この世の花に良い香りがしなかったら、
どんなに世界がつまらなくなっていたことでしょう。

心に喜びと感動と元気を与えてくれるのが、ミドルノートです。

ラストノートは「長い時を経て得るもの」

ラストノートは、最後に残る余韻です。
香りがすぐに消えてしまわないよう、持続性を持たせるためにも使います。

ラストは、主に動物性香料や、樹木の香りです。

動物性香料は、ジャコウジカやシベット、ビーバーの香嚢から採取されます。
より強い遺伝子を残すために、異性を引き寄せるための香りです。

これらの香りは、温かみと安らぎを感じさせます。
血の通ったものの体温や生きている躍動感がある香りです。

アンバーグリスという香料は、マッコウクジラの結石とされています。
体内で長い時間を経て大きくなり、海を漂い、海岸で乾燥し・・・と
途方もない時を刻んだ結晶です。

アンバーの香りも、温かみと安らぎを感じます。
そして、長い時を経て完成したものだからか、
時空を超えた神秘を感じさせてくれる香りです。

そして、樹木の香り。

白檀(サンダルウッド)やシダーウッド(杉)伽羅など、
成長に長い時間を必要とするものです。

その「長い時間」は、香りにも現れています。

樹木の香りは精神的な落ちつきをもたらし、
神秘的なものと繋がれるような気分にさせてくれます。

緑のフレッシュな感じもあるのですが、
奥へ奥へと入っていける、懐の大きさがあるのです。

人間よりもずっと長い時間を生きる木が持つゆったりした精神と、
すべてを受け入れる器の大きさを感じます。

何だかありがたくなる香りたちです。

分子が重く大きいので、温かみと余韻を残して、
長い時間、肌に寄り添ってくれるのがラストノートです。

香りの「特殊効果」→合成香料

これら自然香料の他に、香水には合成香料も使われます。

合成香料は、また違った雰囲気のある香りです。

CG映像やコンピューターで作った音楽のような、
不思議な感じが表現できます。

リアルだけど本物ではない、あの感じは香りでも感じられます。

アクセントとして使用すれば斬新な表現となりますが、
すべてを合成香料にしてしまうと、あまり心地良さを感じなくなると思います。

人の目や耳、鼻は、人工的なものを敏感に感じ取る能力が備わっていますから。

香水のノートは美しい景色の変化を見せてくれる

以上が、私が感じるノートの変化です。

トップからラストの流れを、何分・何時間と時間で捉えるよりも、
香りをより楽しく豊かに感じられるのではないかと思います。

たくさんの植物や動物性香料を、合成香料を吟味して
美しい形に調合されたのが「香水」です。

香水は、自然の恵みと人間の英知が合わさった
香りの芸術なのですね。

自然・合成問わず、きれいな香りに出会った時は、
「あーこの世に鼻という器官と、香りがあって良かった~」と思います(笑)

そういえば・・・

日本語で「鼻」と「花」を同じ「はな」という音で表すのも不思議で、
何か深いことだま的な意味がありそうですよね。

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