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香水の基礎知識

香水EDC・EDT・EDPの違いを分りやすく解説!

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香水には「EDT」「EDP」という英語が書かれていますよね。
これらの違いを知っておくと、香水選びが楽になります。

今回は、EDC・EDT・EDPの違いを
分かりやすく解説してみたいと思います。

EDC・EDT・EDPの読み方

まずは読み方から。

・EDC → オー・デ・コロン(Eau de cologne)
・EDT → オー・ド・トワレ(Eau de toilette)
・EDP → オー・ド・パルファム(Eau de parfum)
・P  → パルファム(parfum)

です。(真ん中の「デ」と「ド」はフィーリングでOKです。正確には「ドゥ」かも。パルファムとパルファンもお好きな方でOK。)

・Eau de cologne → EDC
・Eau de toilette → EDT
・Eau de parfum → EDP

これらの頭文字(略称)が表記されているというわけです。
EDを含む3文字があったら、最後のC・T・Pにのみ注意を払えばどれだか分かるようになります。

Eauとは、水のこと

Eau(オー)とは、フランス語で水という意味です。(de は英語でof)
その名のとおり、Eauがつくものは水が入っています。神経質にとらえなくても大丈夫ですが、コロンやトワレはなるべく早めに使い切った方がいいでしょう。

オーデコロンは「ケルンの水」

Eau de cologne(オーデコロン)は「ケルンの水」という意味で、ドイツのケルンが発祥の4711という芳香水に由来しています。フランス兵たちがドイツから持ち帰ったこの香水を「これはケルンの水(オーデコロン)だよ」といって祖国に広めたことから有名になったといわれています。

4711 オーデコロン 100ml

じゃあトワレは・・・??

トワレのつづりを見るとなんだかトイレをイメージさせますが、ご安心ください。「ケルンの水」にならって「トイレの水」ではなく(笑)トワレは海外の感覚で「化粧室」という感じです。また、フランス語ではtoiletteは「身だしなみを整える」という意味も含んでいるそうです。身だしなみを整えるための芳香水が、トワレなのですね。

EDC・EDT・EDPで香料の量が違う

オーデコロン、オードトワレ、オードパルファムでは、それぞれ香料が入っている量が違います。これを専門用語で賦香率(ふこうりつ)といいます。

賦香率によって、香りの持続時間が変わってきます。
下に行くにつれて濃度が濃くなります。

名称 賦香率 持続時間 特徴
オーデコロン(EDC)
Eau de cologne
3~5% 約1時間 もっとも気軽に使える
オードトワレ(EDT)
Eau de toilette
5~10% 約2~3時間 一番身近なタイプ。値段も手ごろ
オードパルファム(EDP)
Eau de parfum
10~15% 約3~5時間 パルファンより濃度が低く、扱いやすく使いやすい。
パルファン
parfum
15~30% 約5~7時間 香水。香り立ちがよく長く持続する。

※ブランドによって賦香率と持続時間はまちまちなので、あくまでも目安として捉えてください。

持続時間をグラフ化するとだいたいこんな感じです

0002

最も香る時を100として、0に近づくにつれて香りが消えると仮定してます。

すごくザックリですが、だいたいこんな感じのイメージです。
(Excelで初めてグラフ作った・・・ヘタですみません)

登っていくところがトップノート、頂点あたりがミドルノート、降りていくところでラストノートが香ります。

香水(パルファム)は香りの最高峰

ここで注意したいのは、香料の賦香率が高いほど香りがキツいとは考えないでほしいことです。

上質な香水(パルファム)は、香りが豊かで広がりがあり、奥深い香りの世界を魅せてくれるものです。香りは強くなくやわらかく長時間香ります。調香師が表現したい世界を堪能するならパルファムを選びましょう。

パルファムは、香りの最高峰であり芸術なのです。
芸術といえば絵画ですね。こんな感じで例えると分かりやすいかもしれません。

・P  → 絵画(モナリザ等)
・EDP → 画集
・EDT → 人気書籍
・EDC → ファッション雑誌

どれが良い・悪いではなく、違うものとして楽しむことができます。

やはり今は気軽に楽しめるオードトワレが多いですね。

それぞれの特徴や持続時間を理解したうえで香水を楽しむと、また違った楽しみ方が出来るかもしれません。

 

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