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香水「パフューム」小説で読むにおいと香りの深淵

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先日放送されたアメトーーク「読書芸人」第2弾を見ていたら・・・

ピース又吉さんがチョイスした「おすすめの10冊」の中に、パトリック ジュースキントの「香水-ある人殺しの物語」が入っていました。(番組では、表紙の女性の胸が出てることにしか触れられませんでしたが(笑)これは嬉しい!

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

奇想天外!「鼻男」の一代記
舞台は18世紀のフランス。町は汚穢(おわい)にまみれ、至るところに悪臭が立ちこめていた。そこに、まったく体臭のない男がいた。男にないのは体臭だけでない。恐ろしく鋭い嗅覚と、においへの異様なまでの執着以外に、男には何もなかった。

あらゆる人を陶然とさせる香水を創り出す匂いの魔術師が、馥郁たる芳香を求めてたどり着いた究極のにおいとは・・・

絶対音感の嗅覚版ともいえる感覚を持った男性の物語です。

キレイな香りの世界だけでなく、ありとあらゆる「匂い」の描写がリアルで内容は結構グロテスク。

当時のフランスではトイレした後の内容物を窓から外へ捨ててたらしいので(ハイヒールが誕生したのは地面の汚物を踏まないため)町全体がなんかひどくくさそうだな、と・・・。

また、当時はお風呂に入る習慣もありませんでした。
この物語で描かれている様子は決して誇張ではないのです。

それらの悪臭を隠すために香水文化が発展したのですね。

※日本の美しい香文化とは大違いです(^^;

においの描写がすさまじく、また美しい

においの世界はまだまだ謎が多く、においそのものを表現する言葉も実はあんまりなくて(ほとんどが味覚や視覚からくる言葉)的確な表現が難しいため、においの世界に没入することはなかなか難しいのですが、この小説ではそれが可能です。

主人公の鼻をとおして見た世界は、あらゆる面を含んだ「生命」そのものをリアルに体験させてくれるかのようです。

「体臭」が敵視されがちな現代。
その人をその人たらしめる「体臭」がどれほどありがたく美しいものか、体臭を持たない主人公が教えてくれます。

においの世界へダイブできる貴重な物語です。

映画化もされている「香水」

パフューム ある人殺しの物語 (字幕版) Amazon instant video

あらすじ

18世紀、パリ。数十キロ先をも嗅ぎ分けられる、図抜けた嗅覚を持つ孤児グルヌイユは、パリきっての人気調香師となり、彼の香水が街を沸かせる。しかし、彼の野望は “究極の香水 ”を作ること、ただひとつー。時を同じくして、街では赤毛の処女が殺され全裸で発見される事件が続発していた・・・。犯罪史上最も純粋な動機が、かつて誰も目にしたことのない驚愕の結末を導く、スペクタクル・サスペンス超大作!

映像化されたラストシーンはあまりにもあり得な過ぎて賛否両論のようですが、他の映画では見るとこのできない匂い立つような作品です。

しかし小説でも映画でも「におい」だけは体験できないんですよね。
それが残念。でもだからこそ想像力がかき立てられるのかも。

「香水」の主人公が実在する?


匂いの帝王

ルカ・トゥリンという男は香りと神秘的な関係をもっていた。

彼はパトリック・ジュースキントの小説『Perfume』(邦題『香水―ある人殺しの物語』)の主人公にもたとえられてきたが、彼にまつわる物語は実話であるだけに、もっと強烈な印象を与える。彼は自分のすぐれた才能を活用して、人体に関する最後に残された大きな謎のひとつに取り組んだ。それは人間の鼻はどのように機能しているかという問題だった。

この本の主人公であるルカ・トゥリンさんは、香水好き必読の書(?)世界一の香水ガイドブックである「世界の香水ガイド」で香水を批評されている方です。

においの表現が的確なのはもちろん、言葉がユーモアやウィットに富んでいるのがさすがで引き込まれてしまいます。

におい、嗅覚、香水について人より強い興味と関心を持つ方におすすめ。
名香と呼ばれる香水たちは、ファッションアイテムにとどまることなく文化であり芸術です。

香水とにおいの奥深い世界を、より多くの人々に知っていただけたら嬉しいです。

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