20世紀を代表するセックスシンボルといわれるマリリンモンロー。
そのマリリンが愛した香水が、シャネルNo5。
インタビューで聞かれた「何を着て寝ているのですか?」という質問に対し、
「シャネルの5番よ」と答えたのは有名な話です。
シャネルの香水を「着て」寝ていた。つまり何も着ずに寝ていたのですね。
大女優が香水をまとって寝ているという、とてもおしゃれな言い方です。
そのセクシーなイメージが先行して「シャネルの5番よ」という台詞は、とっても色気のある言い方で答えていたのだと思っていました。
しかし、実際のインタビューの音声を聞くと、全然違うんです。
「シャネルの5番!本当よ!」と軽やかに答えていたので驚きでした。その声の可愛さといったら…。
動画があります。
「シャネルの5番よ」と答えるマリリンの声
マリリンはとても繊細な人で、感性がとても豊かでした。
36歳という若さで亡くなる年、ケネディの誕生日イベントで歌ったあの有名なハッピーバースディの歌。
緊張と不安からなかなか舞台へ上がれず、最後に背中を押されてやっと出たくらいに繊細でした。
そして、さまざまな本や新聞を読み、とても勉強熱心だったといいます。
ナイーブで感性豊かな「女性性」の化身のようなマリリン。
彼女の人生はとても短かったけれど、シャネルの5番という香りと共に、永遠に残っていくでしょう。
香水がもつ、記憶と繋がる永続性がそうさせてくれます。