味は味覚で感じるものだと思いがち。
ですが、実はそのほとんどは「匂い」で決まります。
面白い実験があります。
様々な味(フレーバー)がついているジェリービーンズを
目を閉じ鼻をつまんで食べて、何味か当てられるか?というもの。
なんだか簡単そうに思えますよね。
でも・・・
口の中は甘い味を感じるのみで、「何味か」は当てられません。
不思議ですが全然分からないのです。
実は、舌で感じる味は全体の2割程度しかないそうです。
おいしいとかまずいと感じるほとんどが匂いと見た目なのです。
確かに、風邪を引いて鼻が利かないと味が分からず
食べ物が全く美味しく感じられません。
この知識を応用すると
一見、何の役にも立たなそうな知識ですが
実は役に立つんです。
それは、
苦手なモノを食べる時。
嫌いな食べ物は、そのほとんどが「におい」が苦手ということです。
ですので、苦手なものを食べなくてはいけない時は、
においを鼻に抜かないように注意して食べてみてください。
コツがつかめるまでちょっと難しいですが、
鼻をつまんでる感じで、口だけでもぐもぐ食べるイメージです。
これをマスターすると、
苦手なものでも何とか食べられるようになりますよ。
どうしても苦手なものを食べなきゃならない時に試してみてください。
ワサビのツーンにも使えるワザ
鼻に抜かずに食べる方法は、
強烈にワサビが効きすぎて痛い時にも使えます。
お寿司屋さんでたまに「泪巻」という
ワサビを巻いた海苔巻があるのですが(辛いけどおいしい)
面白半分で、罰ゲーム的に注文する人も多いようです。
苦手な人は超苦手。
どうしても泪巻にチャレンジしなくてはならない時がきたら、
焦らず冷静に口で息をしながら食べてみてください。
ワサビは鼻にツーンと抜けるとヤバイくらいに辛いので、
鼻に抜かないだけで、だいぶ違います。
(それでも辛いですけどね)
ちなみに、唐辛子の辛みは舌やカラダ全体で感じるものなので、
真っ赤な激辛ラーメン等にこの方法は効きません。あしからず。