国際宇宙ステーションなど宇宙船内での映像を見ると、クリーンで快適そうに見えますよね。
しかし、テレビの映像では分からないのが「におい」です。
国際宇宙ステーション内では空気再生システムが稼働し、物資補給時には空気の入れ替えもしているので、衛生上は問題ないそうです。
ですがやはり人が生きている以上、雑菌の繁殖によるにおいの問題が出てきます。
ちょっと気になるそのにおい・・・
JAXAの宇宙飛行士や経験者によると、
「体育会系の部室のにおい」
「体臭、汗と機械のにおいが複雑に混ざったにおい」
「地上に到着したシャトルのハッチを開けると、猛烈なにおいが襲ってくる」
とのこと!これは大変です。
そして、宇宙空間では生理現象でどうしようもないおならなども、空気が拡散しないため、ガスの固まりのまま漂ってしまうそうです。ひえぇ
光触媒で消臭だ!
これはなんとかしなければ、と立ち上がったのがフジコーという会社。
光触媒で嫌なにおいを消臭しようという試みです。
→光触媒とは、光にあたることによって有害物質を無害化する技術のこと。
これが成功したら、長期間の宇宙滞在でも、悪臭から解放されて快適になるので良いですね。
火星に行くとなれば「片道3年」だそうです。
精神衛生のためにも、この消臭技術は必須となりそうです。
宇宙で快適に過ごす、汗のにおいを軽減するシャツ
光触媒はこれから実験するようですが、すでに宇宙で実験済みの消臭グッズがあるとのこと。
それが、MXP(エム・エックス・ピー)といって
スポーツウェアを手掛けるブランド、ゴールドウィンがJAXAとコラボで開発した消臭下着です。
汗のニオイ成分(アンモニア)を中和して脱臭するマキシフレッシュ(R)プラスという特許技術によって、汗のにおい、アンモニア臭を軽減し、加齢臭にも76%消臭効果がみられたという実力派下着。
消臭の生地といえば竹布これが最高だと思っていたのですが、<宇宙開発>と言われると、無性に気になってしまいますね。
竹布と違ってスポーツメーカーですから、吸汗速乾性、消臭、動きやすさ、デザイン性など多くのメリットがあります。
宇宙と共同開発の消臭シャツ、下着。
試してみる価値ありです。
宇宙そのものはどんなにおい?
ちなみに、宇宙そのものの「におい」ってどんな匂いがご存知ですか?
そもそも宇宙に匂いはあるのか?
あるんです。
宇宙は、「ラズベリーやラム酒のようなにおいがする」といわれています。
つづきはまた今度!